まず両親がいます。また諸々の恩人がいます。 仕事を教えてくれた人や、何らかの影響を与えてくれた諸先輩がいます。 それらはすべて、自分を作っている過去です。
この過去と自分を結んでいるパイプが汚れていないかということで、もし過去の恩恵を忘れていれば、いつの日にか迷いの中に足を踏み入れることになるでしょう。 人生で無駄ということはあまりありません。 それを受け取る側の心の問題です。
もし人生の迷いの壁に突き当たった人は、今日から自分を形成してくれた方々との間の、パイプを掃除してみてください。 おそらく過去に戻ることによって、未来の光明の輝き度合いが違ってくるはずです。 運命学には「未来を見ることは過去の延長を見るべし」という言葉があるぐらいです。
世の中は幸、不幸いろいろな人が生活していますが、社会の中で真に営々とした成功を収めている人は、人に言われなくても、過去を「きれい」にしているものです。 また「きれい」にしているからこそ、成功への道へ進むことが出来たのです。 運命論以前に、人の行いがものをいいます。
人間はどんな時でも夢を見ます。 就寝中の夢ではなく、人生の夢です。 人間の夢や希望などを大まかに分けると二つに区分することが出来ます。
一つは「有願」といわれている夢や願いのことで、常に現実に立脚し、ある意味では、環境によって生まれた願望です。 たとえば幼少期に貧困の中で育ち、物質的な苦労が非常に多かった。 そのために、大人になった時、財力を身につけることを心がけたりする。 このようなことが有願ですが、有願には運命の神が味方してくれないという苦しさがあります。
…続く…
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